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正社員も派遣社員もそれなりにいいよ

少し前に思っていたのだけど、ちょうど下記の記事を読んだので、日曜の夜に書いてみる。

wiz7.hatenablog.com

ネット上のブログを見渡してみても、起業や独立、ノマド生活を推奨する考え方は散見されるものの、サラリーマン生活を肯定するような記事はあまり見当たりません。

社畜?奴隷?資本家による労働者の搾取?やりがい搾取?

果たしてサラリーマンは本当に不幸な存在なのでしょうか?

 

これはわたし本当にそうだなーと思っていて、特に最近強く感じた。あ、「そう」というのは、はたしてそんなに会社員というのは社畜奴隷搾取といわれて蔑まれるものなのかな?ということです。

 

参考:わたしの経歴

■採用コンサルティング/アウトソーシング会社(新卒入社:正社員):3年3か月
■出張足つぼ・整体師(フリー):半年
■ITインフラ系商社採用担当(派遣):8か月
■イベント企画会社営業事務(派遣→契約社員):2年8か月
■ある業界専門の転職エージェント(正社員):10か月 ←今ここ

 

期間は短いながらも一応4種類の労働(雇用)形態を経験した身としては、正社員もよかったし、契約社員もよかったし、派遣社員もよかったし、フリーもよかったよ!と言えます。以下、それぞれ良かった点多めで感想を述べます(個別的な内容で恐縮ですし、社員100人以上の企業に正社員として勤めた経験がないのでそこのところが「いわゆる会社員」像をあまり実感できない所以かもしれないですが)。

 

正社員1

朝から終電まで仕事、その後飲みに行って翌日普通に仕事なんてこともあって、体力がついた(違う、体力があったからできたのかもしれない)。営業電話かけることに慣れた。いわゆる社内営業というものが何なのか理解できたしある程度習得できた。一通りのPCスキルが身に付いた。一通りの嬉しいこと悔しいこと死にたいことを経験できた。理不尽さを経験できた。その後も付き合える人間関係ができた。遅刻に寛容だった。ランチタイム自由でお昼混まない時に行けた。

年棒制で手当も通勤手当以外皆無で裕福ではなかったけどここでの経験はかなり貴重。最初にしんどいことを経験しておくということは自分の許容量を増やすし、その後の自分の選択肢を広げるということ。←学生時代に実感しておきたかったぜ

 

フリー

自由。自分でやりたいことをやりたい時にできる。商号もロゴも名刺も単価も自分で考えられる。休みも自由。平日に色々できる。ただし貯金(母からの贈り物含む)が幾ばくかあって、かなり適当にやっていたので毎月出費だけがかさんだ。もうちょっとちゃんとやればよかった。自営業の知り合いが増えて、それまで関わってこなかった人種と出会えた。それによって知識も、世界も広がった。

 

派遣社員

なんといっても責任がない。これに尽きる。よっぽどのことがなければしっかり定時に帰れる。あとは採用までのハードルが低い(もちろん会社による)。高尚な志望動機求められない。1回面接してOK。*1仕事によっては時給がそこそこ高い。この会社では一緒に働いていた社員さんと仲良くなって、いまだに一緒にご飯行ったりする。

 

契約社員

派遣社員より条件はいい(例えば交通費支給、時給割高)のに正社員ほど責任はないという最もオイシイ雇用形態ではないかと思う。わたしの場合は派遣で入って半年後くらいに契約社員にして頂いたのだけど、派遣の時と同じような仕事でこんな給料もらっていいのかって感じであった(あくまでもわたしの場合)。でも正社員ではないので朝のミーティングにも出なくてよかったし、飲み会も笑顔でお断りしていた。

 

正社員2

ボーナスが出る。ボーナスってかなり嬉しいんだってことに初めて気づいた。感染症で1週間ダウンしていても給与は支払われる。遅出早退は自由にできる。代休有休は自由にとれる。何か思ったことがあれば割と何でも社長や先輩にすぐに相談できる。自分がやればやっただけ返ってくる(仕事の結果も、給与も)。

 

結局、自分次第

色々書いてみたけど、それぞれにメリットデメリットがあります。自由が多ければその分必ず責任は伴うし、責任はリスクとも読めます。組織に属するというのは制限もあるけど守られているということでもあります。結局働き方というのは手段でしかないということなのですよね。

 

自分はどう生きたいのか、何のために生きるのか。その目的を達成するための手段のひとつとして、「働く」を考えてみるといいのだと思います。個人の方が達成しやすいこともあれば、組織じゃないと達成できないこともあるでしょう。「会社員はいや」とか「フリーがいい」とかってただのカタチにとらわれてる限りは、何をしててもいずれ打ち止めになるかなと。まぁそのカタチが目的なのだと言うのであればそれはそれでいいと思うのですけどね。

 

そしてもうひとつ、というか上とも関連しますが、正社員だろうが派遣だろうがフリーだろうが、どれだけ主体的に取り組めるかだと思います。引用記事でも触れられてましたが。

 

わたしが派遣・契約社員をしていた時は、仕事以外に大事なものがあって、とにかくある程度の給与と自分の時間を確保したい、という気持ちで正社員になることは避けていました(何度かお誘い頂いたこともありましたが有難いことに)。だからって「頼まれた仕事を指示された通り淡々と機械的に」こなしていたわけでなく、常にハイクオリティなものを提供しようと真剣に取り組んでいたし、自分がいる価値を感じてもらいたいと思って色んな工夫をして仕事していました。

 

結果、関係各位より信頼を得られて、自分から賃上げの相談ができたり、多少遅刻しようが笑って許してもらえたり(←ここ重要)、自分の意見を率直に言えたりなど、自分の働きやすい環境作りができていったと思ってます。確かに契約期間が短かったり突然契約を切られる可能性があるという意味で「不安定」という印象があるかと思いますが、正社員だっていつクビになるかわからん時代ですのであまり大差ないと思ってます。営利組織というのは必要な人間なら残すし、不必要な人間なら切るものでしょう。

 

人間関係についてはどうしようもないと思われがちですが、引き寄せの法則は本当にあると思うので、これまた自分次第でどうにでもなるところでもあります。周囲の困った人に対しては、反面教師にする、自分を省みる、自分の働きかけを変えてみる、などなど具体的な対処法はいくつかあります。

 

まとめると

1.働き方は人生の目的を叶えるための選択肢の1つ(だから目的を意識すること)

2.主体的に取り組む

3.何事も自責で考える

に追加して、

4.経験することを積極的に楽しむ

ということでしょうか(ほんとは3つにおさめたかったけど)。どんなことも経験しておくことは必ず後の自分のためになります(もちろん経験を活かすも殺すも自分次第だけど)。と思って、しんどい仕事も嫌な人との仕事も、進んで取り組んでみたらいいのではと。

 

上記をおさえておけば割とどんなとこに行っても何をしてても生きていける気がしますし、それが本当の安定なんだと思います(引用記事とかぶってしまって恐縮なのですが)。そういう姿勢が、たとえ書面上は被雇用者だとしても、本質的には、社畜でも奴隷でも搾取される側でもなくするのだと思います。

 

追記:なんだかこの記事たくさんの方に読んで頂けてるようなのですけど、似たような、だいぶ前に書いたこっちの記事も読んで頂きたい。って遅ればせながら。

tenbin-girl.hatenablog.com

 

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

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働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」

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これだけは知っておきたい働き方の教科書 (ちくま新書)

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*1:これ厳密には派遣というのは「面接」で落とすということはNGなので、「職場見学」とか「面談」とか言います。けど実際わたしは何社か落ちましたけどね。