進むために大切なこと:「想い」と「スキル」と「全体感」

とな。

最近この本読みました。

  内容は、まぁ本のタイトル通りです。そうだよねそうだよね、うんでもその仕組みをラテラルシンキングで考えるのが難しいんじゃいと思ったけど、まぁそれは自分の課題として。文章がとても読みやすいので有り難いです。

 ちな、小暮さんの本は、数年前にTFTについて書いた↓を読んだのが最初。

 

自分が本当に価値あると思うことをしたくなった 

 なんで読んだのかというと、気持ちの変化があったから。今の会社に転職して1年半、久しぶりに正社員として働いてみたら、せっかく同じ時間を使うならもっと自分が価値あると思うことをしたいという欲が出てきてしまって。

 これまでは、働くスタイルや今後の生活担保というところに焦点を当てていたけど(だって仕事は生活の糧を得るためと、成長するためと、承認欲求を満たすための手段で、そのために転職をしたから)、いざ正社員となって働くと、私それなりに一生懸命働いてしまったのですよね。

職業に貴賤はないけど

 この世にあふれている何万という仕事は(そんなにあるのかしら)、全て価値あるものだと思ってはいる。お金が発生する時点で(物々交換でもいいけど)、誰かにとって価値があるからその仕事は存在するのだ、と心の底から思っている。

 でも今の自分の仕事(医師の転職エージェント)は、私の価値観とちょっとずれているというのが本音。というのも、私昔から医者・病院にはできるだけかからない、薬も極力飲まない、自然治癒力万歳って感じで生きてきたし、大人になってからは製薬企業やら利権やらっていう情報も入れてしまって、インフルエンザの予防接種も受けてないし、マンモグラフィは危ないって思っている。もちろん西洋医学の功績は大きいし、骨折とか外傷とか、救急医療の価値はある、ことは間違いないと思う。だけど毎日求人探しで色んな病院・クリニックに電話したり、医師とのやりとりをしていると、どうしても気になってきてしまう。

 これ転職する前は気づかなかった、というか、全く気にしてなかったのですよね。前職・前々職では会社の業界やビジネスモデルは関係なかったから(派遣・契約社員だったしね)。そしたら意外と気になってしまったっていう。私の見立てが甘かっただけなのですが。

迷わず進むために大切なこと

そこでタイトルですが、この本の第三章で述べられているのは

「想い」と「スキル」と「全体感」。全て揃った人材は強い

ということです。

先ほどの3つの条件のベースになっているのは「想い」と「スキル」の両輪であるということ。そしてその2つが揃うとき、人はぐんぐんと前進する力を得るということです。

 さらに言うならば、この両輪が揃っていたとしても、自分はどこにいるのか、どこを目指しているのかという全体感がなければ、ミッションを達成することは難しいでしょう。想いとスキルが車で言うタイヤなら、全体感は目的地までの道のりをガイドしてくれるナビゲーションシステム、と言えるかもしれませんね。

と書かれています。

 これは自分も日々すごく実感しているところで、「想い」だけでも「スキル」だけでも片手落ちなのですよね。想いが無ければ人は動けないし(少なくとも私はそう)、想いを形にしていくスキルがなければそれはただの空想・妄想で終わってしまう。そして更に、明確な方向性・目的がないと想いとスキルを活かせない。

 これ別に仕事に限らず、家庭や友人・恋人関係でもあると思う。まずは理想・目的(全体感)があって、そこに向かいたいという想いがあって、そしてスキル(人間関係で言えばコミュニケーション力とか?)があって、はじめて良い関係を構築できるっていう感じかな。違うかな。人間でいうと、1本芯が通ってて、熱いハートと知性を持ってるイメージなんだけど、なにそれめっちゃ魅力的。ちなみに私が新卒入社した会社の採用スローガンはクールヘッド・ウォームハートだった。これやん。

「想い」が足りないと動けない

 私は特に、心と行動が一致しないとすっきりしない性分で、だから愛想笑いも苦手だし嘘つくのも苦手だし、個人事業でやろうとしていた足つぼ・整体も半年で辞めてしまった。当時、資格を取ったりブログを作ったりに100万以上(当時の自分にとってはそれなりの金額)かけていたし、会社の人や、準備期間に出会って応援してくれていた人たちに申し訳ないという気持ちもあったし、何より「あいつあっさり辞めやがったやっぱりな」と見られることへの恥やプライドみたいなものもあったけど、それでも自分の想いがなくなってしまったから(本質的でないと思ってしまって)動けなくなった。←これって結局は「自分が一番大切」っていうことになるんだな、とマネーの虎youtubeで観ていて思ったよ改めて。自己中怖い(´-﹏-`;)

 今の仕事では、自分はそれなりにスキルがあって、目的意識がある、そして責任感もある、から、想いが多少弱くてもやっていけてる。 それでもぐんぐん進んでいるかというと、そうでもない。常にもやもやしている。もちろん目の前の仕事には真剣に取り組んでいる。でもふとした時に思い出すもやもや。諸先輩方が言われている「この仕事のやりがい」にあまり魅力を感じない感じ。

 スキルは後からいくらでも身に付けられるけど、想いだけはどうしようもない。今は修行中なんだとか、こういう経験も必要とかって、今の時間に意義を見出すことはいくらでもできるし、むしろ得意分野だけど。無駄な経験なんてないと本気で思ってはいる。

動けないならどうするか

 これは解決方法いくつかあると思っていて、というかこれを書きながら考えたんですけど、状況によって変わってきて、

1)そもそも「想い」がない

 ⇒生きてる意味を考えようZE!

tenbin-girl.hatenablog.com 

tenbin-girl.hatenablog.com

 

2)「想い」はあるけど違うことをしてしまっている←私これね。

 ⇒なぜ今の状況に至っているのか考えて、改めて自分の「想い」を確認する。自分の大事なこと、価値観を確認する。答えはいつも自分の中にあるのだよ。

 

tenbin-girl.hatenablog.com

 

このジョブズのスピーチは本当に好き。無駄な経験はないとは書いたけど、時間が有限だというのは動かしがたい真理でして、もし はっきりとした想いがあって、現実の行動がそれに沿っていないのなら、それは想い通りに生きるべき、と私個人は思っている。

 

人生は短いのだ。(言い聞かせ) 

 

2021/5/4 加筆修正