自分を知ることは大事

 自分を知ることは大事です。それは同時に他人を知ることでもありますが。自分と他人を比較してどうとかではなくて、自分には元々どういう傾向があって、こういう思考をしやすい(こういう風に考える人もいるけど)、とか。どういうことに価値を置いている(こういうことに価値を置いている人もいるけど)、とか。元々のポテンシャルはどんなもんか、とか。そういうことをできる限り客観的に把握しておくことは、人生において大きなアドバンテージになると思います。

ameblo.jp

 上の記事は私も個人的に知っている、能力が高くてとても素敵な女性が書いたものです。彼女は「自分探し」ではなくて、「こうなりたい自分」を目指して生きる方がいいじゃないか、と言ってます。

人生とは、
自分ができそうなことやなれそうな自分を見つけることじゃない。
自分を「つくること」。
私はそう思っているから違和感を感じていたんです。
自分はこういう人間だから、
これしか出来ない、と思ってしまったら
私起業出来ていなかったと思います。
限界感じちゃいます。

留学した理由も、
起業した時の理由も私は同じ。
「なりたい自分」があるから。
留学前の英語の成績なんて最悪(笑)
でも、そんなの関係ないのです。
英語出来ないから「私の強み」じゃないって思ってしまったら
留学なんてできていなかったはず

現に、行ったVC(短大)も、その後編入して入った
UCLAも両方とも首席で卒業しましたから。
超!英語苦手だったこの私がですよ(。-∀-)

「なりたい自分」への気持ちが強ければ強いほど、
「なりたい自分」にはきっとなれる!!!

個人の能力は違うし限界がある

 記事で書かれていること、個人的にはすごくよくわかるのですけど、「あなただからそう思えるし実際にできたしその思考パターンでうまくいったのですよ」というのが正直なところです。海外の大学を首席で卒業って、英語が超苦手といっても限度がありますからね。地頭のよさとメンタルの強さないと絶対無理ですね。そして地頭とか潜在能力はある程度生まれつきのものだったりしますからね。

 自分の兄貴がスーパー馬鹿だし昔付き合っていた人も超馬鹿だったし、人間の能力にはある程度の限界があるのは事実だと思います(でも兄貴にも昔付き合っていた人にも、他の長所がきっとある)。もっというと、潜在能力を開花させられるかどうかも、人によると思う。元々の潜在能力に加えて、開花させてくれる人との出会いだったり(ビリギャル的な?)。

 で、成功者の多くは、そういう主張をする人間に対して努力が足りないとか、甘いとか言われると思うんですけど、努力できるのも能力のうちだし、打たれ強さも能力のうち。心と身体の丈夫さも、ある程度は生まれつき。変化に適応できるか否かもそうだし、何に興味を持つか持たないかも、生まれ持ったものだと思う。もちろん後天的要因も強いと思いますが、そういったポテンシャルを持って生まれてきたご自分を褒めて頂きたい。

ある程度の運命はある、信じるか信じないかは別として

 私が何でそこまで思うかというと、前にも書いてますけどインド占星術を学んでいるからです。

tenbin-girl.hatenablog.com

 インド占星術西洋占星術と色々違う点があって、特徴的なのは①変えられない運命②すごく努力をすれば変えられる運命③少しの努力で変えられる運命、があるという考え方でしょうか。あと人生には流れがあって、大体その通りに人生が過ぎていく、という考え方。時期によって性格も変わるんですよ。変わり方は人によるけれども。(詳細は上記リンクご参照ください)

 で、こう書くと私は運命論者で、運命は決まっているのだ、お前たちは諦めるしかないのだ絶望するしかないのだとか言いたいのかと思われるかもしれないのですが、そんな私のモットーは「できるからやるではなくて、やるからできる」「過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる」なんです。努力はしてなんぼ。どんな人でも、今この瞬間から変われると思ってます(ちょっとアドラーっぽい表現になりましたが)。でもそれも多分、心と身体が生まれつき強くて、変化を好む「私」だから思うこと。

人生はケースバイケース 

 私が多くの人に自分のことを知ってもらいたいと思うのは、絶望させたいわけではなく、自分や他人を不当に責めないで欲しいからなんですよね。

 世の中にはあらゆる分野であらゆる方法論が溢れていて、色んな人が好きなことを言ってるんですよ。きっとそれはその人自身の経験や知見に基づいているのだから、嘘ではない。嘘ではないけど、彼らにとって最善の方法は、自分にとって最善とは限らない。10中8、9その傾向があるとしても、自分が1、2に当てはまる可能性がないわけではない。人生はケースバイケースということ。

 成功者の多くがしている習慣があるだとか、多くの場合こういう傾向がある、というラベリングや統計的な話は、便利だし確かに成功の確率は高まると思う。

 ただそれに固執すると、判断を間違えることもあるし、うまく行かなかった場合に自己嫌悪や自己卑下、自己否定に陥ったり、逆に誰かを恨んだり妬ましく思ったり、結局自分や他人を攻撃するという不幸に陥ってしまう。そういうことがなくなればいいのになーと思っていて、そのためには、自分や他人を知ることが最初の1歩だと思ってるんです。

 自分が物事をみるとき、感じるときに、どういう傾向があるのか知ること。何に価値を感じ、何に憤りを感じるのか知ること。自分が行動するときに、どういう傾向があるのか知ること。それらを踏まえた上で人生を生きるのは、知らないで生きるのとかなり違う結果になると思います(知らんけども)。

 よく聞く言葉で、「うまく行かないのは、①努力が足りないか②方法が間違っているかのどちらかだ」というのがありますが、ほんとそれで、どちらの可能性も忘れないで欲しいなーと。

 

 もちろん、このブログで私が書いていることも全て、「私」という主観を通して書いていることなので、そこは差し引いて考えて頂きたいです。「差し引いて考える」っていうの大事ね。これが一番言いたかったかも。

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