今年の桜の写真を載せたいなーと思ってたら今日TOKYOやたらあったかくて、初夏の陽気で、少し遅れた感がありますが載せます。
最近時間が過ぎるのがあっという間すぎて驚いているんですが、季節の変わり目というのは体調が不安定になることを除いて(初春には花粉症になることを除いて)とても好きです。それは新しい季節を迎えるたびに懐かしい気持ちを感じるから、だと個人的に思っているんですがどうなんでしょう。
たとえば桜が散るのを見れば、元彼と別れた直後の就活で悩んでた21歳の頃を思い出すし、夏の日の夕方には地元のお祭りに向かう時のワクワク感や近所の公園で19時位まで好きな子と遊んでいた小学生の頃を思い出すし、金木犀のにおいをかげば、自分の誕生日が祭日だった頃、料金が安くなる近所のプールに遊びに行ってたのを思い出す。そんな感じ。もちろん他にも色々思い出すけれども、そういう季節の移り変わりを感じた時に、大体何かこみ上げてくるものと、前へ進んでワクワクするのと両方を感じます。
うつろいゆく、といえば思い出されるのは鴨長明・方丈記ですが、
↑読みづらい。
この世のものはおおよそ全てうつろいゆくものですね。季節もそうですし体調もそうですし、世の中の人も住処もこれに同じ、と。そして人の心もこれに同じ、と。
人の心は変わるもんだ、とこれ自分の実感としても人をみていても思うんですけど、それを「飽きっぽい」とか「移り気」とかって言葉で簡単に片づけるのをみると無粋だなーと思います。人によって心の状態って違うし、何に価値を置くかということも違うし。他者や社会からの評価はさておき、転がり続けることに価値を感じる石もあるってことを、私は知っているのだ。
A rolling stone gathers no moss.
↓去年の桜