想いが報われるということ

最近お気に入りの漫画があります。

こいいじ(7) (Kissコミックス)
 

昨日、電子書籍で7巻出てたの気付いた。

男性がイケメン(猫っぽい目がかわいい)なのと、時間の流れとか人の感情の描写とかがとても丁寧でじわじわと胸にくるのですが、とにかくもどかしくて、もどかしい。

登場人物みんなそれぞれの想いがあって、それぞれの言い分もあって、誰も悪くないんだけど、うまいこと交わらない。はまらない。報われない。

いや、報われるだけが恋とか愛だとかは思わないし、無駄なことだとも思わないんだけど、まめちゃんとかソータ君とか、ゆーちゃんとか、ゆめちゃんとか、、、ちかちゃんもシュン君も、、、なんかみんないいやつだから、逆に難しいというか、いいやつらがつらい想いをしているところを見るのがつらい。

 

、、と、以前は思っていたのだけど(いや今も思っているところはあるのだけど)、想いが報われるってどういうことをいうのだろう、と思いまして。

世間では「報われない恋なんてしてないでさ」みたいなフレーズを聞いたりしますが(こいいじの中でも出てきますが)、本当の意味で”報われる”って、どういうことなんでしょう。

kokugo.jitenon.jp

↑の意味に照らせば、自分の気持ちに見合うだけのお返しをもらう、ってことなので、恋愛においては両想いになることを指すんだろうけど。(好意に対して、好意が返ってくる)

でも多分、”報う報われる”という見方で感情をとらえていると、仮に形式上「両想い」となっても、「私の方がこれだけ想ってるのに彼は、、」「なんであちらも同じ位想ってくれないの、、」とかなんとか、そういう苦しみが出てくる可能性も、ないわけではないですよね。

”報われる”の用法的に、「goodな行為にはgoodな結果」「badな行為にはbadな結果」なわけで、↑の通り考えてしまうと「好意(ざっくりと、ポジティブな感情)に対してネガティブな感情」が返ってくる可能性が出てくるのですよ。

だから、どんなものでも”想い”は自己完結できるのが理想なのかなと今は思ってます。

"相手がどう思っているかは関係なくて、自分が大切と思うならそれでいいじゃない"という思考形(?)を意識的にインストールできたのもこの時だった気がします。それまでは、"相手と私は、等価の思いを抱いているべきだ"という観念にとらわれていた気がする。

tenbin-girl.hatenablog.com

理想なのであって、体現できているかどうかは時々チェックしないといけないんだけど。

 

でもとりあえず、まめちゃんは幸せになってほしい...(´・ω・`)