自己肯定感はセルフコントロールから ってちょっと遅いけど

少し前に、「自己肯定感」に関する記事がはやってて、結構多くの方が書かれていたと思うのだけど、自己肯定感が割と高いと思っている自分はあまりちゃんと読んでなかった。ので、どういう議論がなされていたのかわからないのだけど、最近(ここ数日?)特に自己肯定感が高まってきてる気がするので書いてみる。

 

こちらのブログで詳しく書かれていますが、そもそも世間では、自己肯定感て2種類使い方?認識?があるらしく、「ありのままの自分を受け入れる」ことと、「自分はできる!自分はすごい!て思ってること」と。

 

そして私たちは、自己肯定感というタマネギを剥きながら生きる。 - 街場のワーキングマザー日記

 

このページでは、”自己肯定感とは「自分は大切な存在だ」「自分はかげがえのない存在だ」と、自分を肯定している感覚をいいます。 ”と書かれてます。ので上の記事でいうと自己肯定感Aにあたる?B?なんか混ざってるニュアンスですね。最後まで読むとBのニュアンスが強いようですが。

 

大人になっても低い『自己肯定感』を飛躍的に高める5つの習慣 | Dreamer

 

で、わたしの思う「自己肯定感」はそのどちらでもなくて、なんていうか、とてもニュートラルで自然体な感じ。自分を「すごい」とも「すごくない」とも思わないし、自分のいい所も悪い所も自分だ、て認めて受け入れるみたいな感じもない。ただ、そのままで「いい状態」。潜在意識から自信にあふれていて、不安がない状態。これがほんとの「自己肯定”感”」なのではないかと思っているのです。

 

思うに、最初の2つは「自己肯定」なのかなと。意識して「自己肯定」している状態。なので、前提として「無意識ではどこかで自己否定する(している)可能性がある」という状態。

 

だからもっというと、「ありのままの自分を受け入れる」ことすらしない、というか「いいとか悪いとかいう観念すらない状態」っていうのが私の中での”自己肯定感高い”状態かなと思ってます。先の、街場さんが言及されている「真の自己肯定感A」にあたるところですね。ほんとにここまでいくと悟りの境地かもしれないですが。。

 

で、今日なんだかふとそういう状態を感じたので、(もちろんほんとの悟りの境地はまだまだだけど…)その原因を探ってみました。よく”自己肯定感を高めるための方法●●つ”とかって色んな方法がまとめられていますが、わたしはこれに尽きるんでないかと思います。

 

●セルフコントロール

自分で自分をコントロールしている感覚。yogaの目的でもあります。自分が手綱を握って、自分という暴れ馬を統御している状態ですね。つまり、自分のために、自分で決めたことを、自分できちんとやれている状態です。これができている時に、自己肯定感は飛躍的に高まると思う。

 

よく「成功体験を積み重ねることが大事」とか言われますけど、これは一部あってるけどちょっと足りない。やると決めたことができたらそれは自信になる、本当にそうだと思います。

 

でもここで一番大事なことは、「自分はこうなりたい、こうしたい」ていう、”自発的な”目的があることです。「自分のために、自分で決めたことを、自分でやる」ってこと。PDCAサイクルもPがないと始まらない。このPが、”自発的である”ことが最も重要なことだと思うんです。*1

 

親や会社や世間から与えられたことをやって、達成ができたとしても、きっと承認欲求や名誉欲は満たされるし自信もつくと思いますが、根っこの自己肯定感は(高まったとみせかけて)高まらない。なぜか?結局自分の存在や行動の動機が、他人ありきになってしまうからです。極端に言えば、依存ですね。他人がいなければ自分は存在しえないと思ってしまう。誰かに褒められたい、認められたい、受け入れられたい・・・そのためにこれをやる、あれをやる。できなければ、自分の存在価値なんて、、と自己否定スパイラルにおちていく。*2

 

これはアドラーの本でも書かれていたことですが、子供や部下を育てる時は、褒めることも怒ることも しない方がいいようです。褒められて嬉しい思いをすると、無意識的に”褒められること”が動機になってしまうから。そうなると当然、”褒められなければ落ち込む/やらない”ていうスパイラルに突入しかねなくなるわけです。だから、アメも鞭も使うなと。縦の関係ではなく、横の関係を築けと言ってます。本当にそう思います。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

 で、自分の場合はどうなのかというと、こうなりたいっていう人生の目的があって、そのためにやっている、いくつかのことがうまくいき始めたってことですね。

 

●小麦をやめた

●朝早く起きてストレッチするようになった

●休日も平日と同じ時間に起きている

●継続してジムに通って体が変わってきている

●週に何日か、時間を決めて好きなことの勉強をしている

 

ていう、「自分のために、自分で決めたことを、自分でできている」状態が続いているので(もちろんできない時もありますが)、なんだか「いい状態」を感じているんだと思います。

 

だから、「自己肯定感」を高めるためには「セルフコントロール」が必要で、そのために、そもそも”自発的な”生きる目的を見つけた方がいいよってことでした。ちょっと前にも書きましたが。

 

それができないから苦しいんじゃないかと言われそうですが、生きる目的・生きてる意味は、きっと誰でも見つけられると思います。見つけようと思えば。見えないようにしてたら、見えないと思うけど。 

*1:「自分のために」と思って決めたことが、周りの存在にとって不利益にならないこと、は言うまでもありません

*2:もちろん人間は物理的には1人では生きていけないけど、精神的には自立できると思う