出産ありがとう

33歳になりました。別におめでとうと言ってほしいわけじゃないです。なんとなく、今月は色々あって、三十路のぞろ目にもなるし、内省や振り返りのために本ブログの毎日更新を頑張ろうと思い立ったのですが、今日という日に触れないわけにはいかないじゃないですか。イッツマイバースデイです。好きな数字は、もちろん10です。

 

書いた通り、昨日からおかんと2人で仙台に来てまして、誕生日の今日は松島に行ってきました。

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正確には、仙台朝市→松島海岸→松島周辺観光→遊覧船→本塩釜→仙台駅→東京というコース。場所も時間も私がサクサクと調べて、タイムキーピングをきっちりして、これといった事件もハプニングもなく、無事に帰路に着きました。

先週木曜の夜中に打診した弾丸旅行でしたが、おかんは結構楽しんでいたようです。

 

ただ私としては、おかんが客観的にどんどんおばあちゃんになっていってること、例えば歩くスピードが遅くなってたり、荷物を棚に上げられなくなっていたり、背中が曲がりはじめてぱっと見私よりも小さくなってしまってたり(背中が丸いと指摘したら、写真を見て初めて自覚したようだった)、固いものが食べられなくなりつつあったり、おにぎりを食べてむせていたり(なぜかおにぎりだとダメらしい...)などが、仕方ないことだと受け入れる気持ちと、今生の別れが近づいてきていることを改めて感じて悲しい気持ちと、昔元気で私や兄を叱っていた母を思い出して懐かしい気持ちと、なんだか色々ないまぜになって、今家でブログを書きながら、ただただ涙が止まらないですなんでだろう。

72歳と考えれば当たり前なのかもしれないけれど、私の精神年齢が数年前から止まっているからか、私の中ではいつまでも元気でうるさいおかんだったのが、1人のおばあちゃんになってしまって、本当に、小さい、かよわい存在になってしまった。

 

出会いがあれば別れがある。始まればその瞬間、いつか終わりがくることはこの世の道理であるとわかっている。だから、いつかこの人と話せなくなること、それから私自身も話せなくなることもわかっている。それでも、今のままがずっと続けばいいのに、と無知なことを考えてしまう。

 

この人の存在が、これまでの私の支えの1つになっていることは確かなんだなと、33年目にして改めて認識した、良い誕生日でした。誕生日おめでとうっていうか、出産ありがとう的な。