入籍した

先日、11月23日(良い夫妻の日)に入籍した。付き合って丁度1年、同棲して半年位。

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絶対に昼の12時6分~14分の間に提出したいから、と役所の時間外受付に余裕を持って30分位前に到着して近くの椅子で待機していたところ、警備の方に「婚姻届ですよね?どうぞ!」と声掛けされた。「すみません、12時頃に出したくて...」と言ったら「わかりました!12時ですね!」と笑顔で返され、12時になってまた「12時になりましたので、どうぞ!」とお声がけされ、「すみません、12時6分なんです、、すみません、、」と再びお断りした後にすごすごと提出しに行く、という恥ずかしい事をしてしまった。ご迷惑をおかけしました。。

『婚姻届けの書き損じがあった場合、受理される日付が変わってしまうから気を付けて!』みたいなネットの記事を沢山見かけ、それだけは絶対に避けたいと慎重に書面をチェックしたが、我々の住む自治体では訂正があっても提出した日で受理されるらしい。気前が良い。*1役所のホール(?)には記念撮影用のパネルも設置されてて御多分に漏れず撮影した。

これまで入籍に向けて、

・結婚指輪購入

・ウェディングフォト撮影

・両家顔合わせ食事会

など諸々のイベントがあり、1つずつ少しずつクリアしていって、ようやく最後の「入籍」が終わった。そして今週久しぶりにゆっくり家で過ごす休日を迎えられて、なんだかめちゃくちゃ嬉しい。安堵。

正確にはまだ改姓手続きが終わっていないのだが、前日(11月22日)の入籍が多くて戸籍抄本(?住民票?)を作成できるのが12月11日以降と言われている。良い夫婦の日だし、今年は大安だったから多かったのかも。ちなみに23日は赤口という、六曜ではあまりよろしくない日だそうだが全く気にしていない。何なら両家顔合わせ食事会は仏滅だった。

ウェディングフォトは家族や友人が喜んでくれて良い記念にはなったのだが、身体的になかなかきつくて(締め付けが)、これ式は絶対に無理だったな...と思うなどした。

元々同棲していたこともあり、入籍後変わったことは特にない。結婚指輪をつけ始めた事くらいだろうか。相手を夫と呼ぶことはまだ慣れないし、住民票ができていないので新しい名前も目にしたことがなく、実感は沸かない。

だけど、ふとした時に終わりを考えてしまう。どちらかの命を全うするまで続くのか、それより前に終わることになるのかまだ分からないけれど、始まったことは必ず終わりがくる、というのは真理だ。だからいつか絶対この関係に終わりが来ることは分かっていて、それが既に悲しくもある。まだその時はもう少しこないでほしい、と願うくらいには相手の事を愛おしく思っている。

これは愛別離苦だけど、これがいつか怨憎会苦になってしまうのかもしれない。人の心や状態は不安定だから、自分も相手もどうなるか分からない。だから努力が必要なのだと自覚はしている。

”終わり”と言えば。両家顔合わせ食事会のしおりを直前に作ろうとなって、前々日からガーっと作業して何とか間に合ったのだけど 、挨拶文のところで「忌み言葉・重ね言葉」について読んで、うへぇとなった。マナーとして存在している意義は分かるし気を遣う点だとも思うものの、事実としてはいつか必ず終わるわけだし、繰り返す可能性もあるのに、それを悪い事とみなして極端に避けるというのはどうなんだろうか。変化があるのは当たり前。もっと無常観が浸透したら今より生きやすくなる気がする。

*1:ちなみに後日連絡があって、新本籍地が「番地」だと置けません、「番」なら置けます、みたいな事を言われた。ややこしい...