「普通の女の幸せ」ってなに?

普通の女の幸せって、なんでしょうね?

しあわせはいつもじぶんのこころがきめる、とは相田みつをさんうまいこと言ったものだと思うけど。

 

おかんとのメール

つい先日、おかんが不動産屋に同行して、警察立ち合いのもと私の部屋が開錠されるという騒ぎがあり(つまり生存確認をされたわけで...ちょっと連絡を放置してたらね。それに関しては本当に迷惑をおかけしたと反省しきりなのですが)、そこからの流れでメールをやりとりしている時におかんに言われました。

 「~(略)~

貴女が早く普通の女の幸せを勝ち取って欲しいだけです。 母」

それに対するわたしの返信↓

「~(略)~

これは前から言ってることだし思ってることですけど、私には普通の女の幸せが何なのか、全くわかりません。もしかして、誰かと結婚して、子供を授かって、、ということを指してるのかもしれませんが、そうだとしたらそれは今の私にとっては不幸でしかないです。子供なんてできてしまったら、私という存在は死んでしまうでしょ。(そちらに時間もお金もとられてしまって)

私は最近改めて感じたのだけど、今の私に結婚するメリットも理由も全くないし、子供が欲しいと思ったこともありません。むしろ結婚したら終わりだと思ってます。

私にとっては「普通」も「女の」幸せも無価値です。それよりも1人の人間として、色んなことを経験して学んで人としての器を大きくして心が安らかな状態で40歳までに死にたいです。私にとっては「自由」が何よりも尊いし大切なのです。

まぁ子供を育てる大変さを経験しなければ一人前にはなれないのかも、とも思うけど、いずれにせよ、私にはまだまだやりたいことがあって、それを邪魔する存在でしかない結婚も子供も不要です。

それに私はこの件について、親のためにとか、そんな自己犠牲の考えは一切ないので、だから今後も一切期待しないでください。

よろしくどうぞ。 てんびんがーる」

 

うちのおかんという人

おかん(今年70歳)は自分自身も若い頃は結婚する気がなくて、見合いで30代後半(正確な年齢知らず)に結婚して、39歳で私を産んで、流行やブランドや美容にも興味がなく、芸能人や権威にも興味がなく、我が道をいく女でありながら、たまにこういう保守的なことを言ってきたりするので理解に苦しみます。

 

わたしの主張の補足

確かにわたしの↑の返信内容は、多少いらつきながら打ったので、自分でも論理がおかしいなとか自分のポリシーと反するなと思うところはあります。

だって結婚も子供を産むのも未経験だから、それが本当に不幸なことなのかわからないし、他人と共同生活をし、人を育てるという行為を通して人間的に成長できるということはおそらく確実だとも思う。

わからないことを決めつけたり批判するのはあまり好きじゃないのでその点は信条に反するのだけど、周りの事例や、自分で想定し得るだけでも、まぁ少なくとも今は、それが幸せだとは思わないということです。

 

何を得て何を捨てるか、考えてる?

もちろん、その立場になってみて初めてわかることが絶対あるだろうけど、それは「何を得て何を捨てるか」の判断なわけで。それ、みんなちゃんと考えてる?と思うわけです。

tenbin-girl.hatenablog.com

私が自由を得る代わりに捨てていると思うものは、、、社会的にまともな人間だと認知されること?「いきおくれていない」と周りから思ってもらえること?大切な人と一緒に暮らす喜び?自分が倒れた時や何かあった時の物理的・精神的安心?子供を産み育てる喜び?それによって自分が成長できる機会?いつかできるかもしれないママ友達?老後の安心?親を安心させられること?

わたしの貧弱な想像力ではこれくらいしか思いつかず、他に何かあれば教えて欲しいのですが、正直どれも全然いらない。社会からどう認知されようと構わないし、普通なんてくそくらえ。大切な人とは一緒に暮らさなくてもつながっていられる。何かあった時は生活保護か死ぬ、というかケセラセラ。出産・育児のところが体験してないのでわからないけど、植物もうまく育てられない(ていうかめんどくさい)自分が楽しいと思える気がしない...。成長はしたいと思うけど。ママ友よりも、趣味や共通の価値観でつながっている人間関係の方が重要。老後はそこまで生きてないと思うからいい。親に悪いかなとは多少思うけど、まぁ兄貴が早くに結婚して2人子供もいるし、それで我慢してくれやと。親であろうと別の人間なので、彼らのために生きようとは思わない。

そしてもっと捨ててるものもあって、他人(夫)との食事内容や価値観の相違等からくる生活上のストレス(の可能性)、浮気・不倫の心配(の可能性)、子供ができないプレッシャー(の可能性)、親族・相手の職場・ママ友同士等のしがらみ(の可能性)、子育てのストレス(の可能性)、夫や子供が先に死んでしまった時の悲しみ(の可能性)、、等。

 

他にも色々あると思うけど、それら↑が欲しいと思う人は、結婚したり婚活したり妊活したりなんなりを頑張ったらいいと思う。今の私は欲しいと思わないし、それらがない状態でも幸せと感じる(いつか欲しいと思うのかもしれない)。また、当然ながら、そういう選択をしている周りの人を批判しているわけでも不幸だと言っているわけでもなく、今の私がそうだと思っているだけです。

 

しあわせはいつも

結局、男も女も男女も、幸せかどうかはいつも自分の心が決めるんですよ。「普通」とかない。相田みつをさんは正しいと思う。そして何を得て何を捨てるか、決めてるのはいつだって自分。だから、自分を幸せにするのも自分、不幸にするのも自分。男や女や、周りの人、金やモノや周りの環境のせいにしないこと。

 

↓インドの人力車の車夫と、アメリカ・ウォール街の証券マン(だったかな?)の幸福度は同じ。みたいなドキュメンタリー。マザーハウス?(インドの、マザーテレサの施設)で働く、元バリバリのビジネスマンのおじさまの話が印象的だった。

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