今週は土日に引きこもらないと気力体力が回復できない感じです。投票めんどくさい。
最近よく四苦について考えている。生老病死。先日母に会ったからだと思う。
彼女をみて、まさに老病死について考えた。そこから遡って、生についても考えた。
そんな中で、引きこもり中に何となくこれを観た。
美男美女の美しいお話、ハピーエンド。2人とも美しいなぁ、、と思いながら、色々考えてた。
”不老不死”ではなく”不老”。身体機能は経年劣化しないけど、事件事故天災か自殺であれば死ぬ可能性はある。死ねるという意味では不老不死よりは幸せなんじゃなかろうか。って、四苦と逆説的だけど。
それは結局周囲と違うからだ。周りもみんな不老なら、それはそれで幸せなのかもしれないけれど。周り(普通の人間)は老いていくのに、自分は老いない。普通じゃない。普通じゃないことは、少しだったら”すごい”になるのかもしれないけれど(美魔女とか)、アデラインまでいったら”化け物”とか”研究対象”になってしまう。
そして実際彼女はFBIから逃げるために、10年ごとに名前を変え住所を変え、恋をしてもその相手と一緒になることもなく、ひっそりと生きる。自分の愛する娘とも離れて暮らしているし(でもこの娘との関係が良くてよかった)。
世の中のエイジングをアンチすることに躍起になっている人たちも、実際アデラインのようになったら、白髪に安心するのではなかろうか。なにごともほどほどが一番ってことですかね。
で、思ったのは、人間として生きているのであれば、人とのつながりが最も重要なことなんじゃないのかなということ。アドラーが言った、人間の悩みは全て対人関係の悩みであるっていうのは頷ける。全ての悩みも対人関係だし、全ての幸福も対人関係なんじゃないの。
自分だけが不老で、自分の友人や、子供すら先に老いて、先に逝ってしまうような世界で、何のために生き続けられるのだろうか。逆に、そういうものを見つけられた人生は、きっと素晴らしく輝かしい。